原子力発電は癒着と利権の温床そして、20世紀の負の遺産。。莫大なコスト、欺瞞と隠蔽、決して終わる事の無い危険、そして汚染

元記事ーー いくらやっても完全にはならない安全対策、莫大な建設コスト、気の遠くなるほど長い建設期間、そんな問題を抱える原子力発電が最良の選択であるはずがない
もうこれ以上、原子力発電にこの世界をかき回されないよう、再生可能エネルギーの開発・発展に全力を!

ナタリー・ベネット、キャロライン・ルーカス / ザ・ガーディアン(英国)9月28日

水中で青い光を放つ使用済み核燃料

私が緑の党の党首となって初めの一か月、私は経済問題と社会問題について多くの発言を行わなければなりませんでした。
まともな暮らしをするために必要な最低賃金の額はいくらなのか?生活保護を必要とする人々が受け取るべき金額とは?そして国民健康保険を廃止すれば、国民の負担がどれだけ増え、この国にとってどれだけのダメージとなるか?

しかし政府のエネルギーに関する予算の姿が少しずつ明らかになり、原子力発電に対する新たな助成金の支出は行わないという方針が早くも揺らぎ始めたことに対する深刻な懸念、そして10月8日に行うヒンクリーポイント原子力発電所への抗議行動を控え、風力、太陽光、そして潮力発電などを組み合わせた再生可能エネルギーが、英国の環境を守り、この国の将来にとって最も負担が少ない優れた発電手段であることを説明することにも、多くの時間を費やしてきました。

特に風力と太陽光については技術の進歩が著しく、今この瞬間にも発電能力が拡大を続けており、英国に雇用機会と必要なだけの電力を供給することが可能なことを説明しました。
そして風力、太陽光、潮力などの再生可能エネルギーが、今後どれ程の金額の「燃料費」を必要とするか – もちろん1円だって支払う必要はありません – についてもお話をしました。

そして再生可能エネルギーがそれぞれの地域の特性を生かした発電手段を選択し、巨大な発電設備も必要としないため、気候変動や天災などにも強い発電手段であることも申し上げました。
さらには、このような再生可能エネルギーを推進する必要性に人々の関心が向かないように、原子力発電がどれ程の妨害活動を行っているかについても…

フトコロにたっぷりと大金を忍ばせた原子力産業界の、札束で人の顔を叩くような議会工作、そして『消えゆく灯り(いずれ枯渇すると言われている化石燃料)』の問題が如何にも大変であるかのような誇張された宣伝工作、そして温室効果ガスを排出しないと主張することにより、英国では原子力発電が少しばかり人々の気を引くことになりました。

そこで私はこう考えたのです。
なぜ原子力発電がエネルギー界のベータマックスなのか、説明するため少しばかり時間を割かなければならないと。
原子力発電が目下は発電手段の一つであっても、いずれ博物館行きは免れないことをご説明申しあげなければならないようです。


私の言う事をすべて信じていただく必要はありませんが、そうした方にはエコノミスト誌のこの表紙の意味をお考えいただきたいと思います。

問題の第1。
原子力発電は極めて、そして見積もることなど不可能な程に高額な発電手段です。
「原子力発電のサポーター」と呼ばれている、英国内のとある団体ですら原子力発電のコストに疑いを持ち始めました。
ヒンクリーポイント原子力発電所では1メガワット/毎時の発電に、165英ポンド(約21,100円)かかります。
この金額は現在英国内の海岸や洋上で稼働し、数百万の家庭に電力を送っている風力発電よりも高額です。

また現在フィンランドとフランスで建設中の2基の加圧水型原子炉は、いずれもすでに完成予定が4年も遅れ、建設費用は当初の見積額の倍になってしまいました。
フランス政府会計監査院は、イギリスが今まさに建設に着手してようとしている原子炉建設にそっくりの、この計画の放棄を勧告しました。

第2の問題。
原子力発電所の建設には、ものすごく、ものすごく長い時間がかかります。
1990年以降、フランスのEDFが手掛けた4基の原子炉建設では、建設に平均14年、稼働するまでに17.5年かかっています。
稼働するまでこんなに時間がかかるのに、ただ今の電力需要と温室効果ガス削減の問題に、果たして間に合うのでしようか?

問題の第3。
原子力発電は市場を独占できる程の大企業でなければ、建設することも事業を継続することも不可能です。
建設費用が莫大で、非常に複雑な技術と設備を必要とし、メンテナンスも簡単ではない原子炉など、たった一基であっても、作りたくとも地方独自に建設することなど不可能です。
現在スコットランド選出の緑の党の議員が風力タービンの建設を提案しているものの、教育予算の確保すらままならないアバディーンシャーのような場所で、原子炉建設などできるはずがありません。

問題の第4。
原子力発電には燃料が必要です。
そして核燃料、ウラン鉱石の資源もまた限られたものなのです。

アメリカ、ナバホ・インディアン居留地にあるウラン鉱山の跡地。人間が近づくことは許されない。

その埋蔵量がどの程度あるかは議論がまとまりませんが、どの説をとっても、資源の枯渇は化石燃料よりも早くやって来ます。
しかし風力と太陽光については、少なくとも人間が把握できる時間の尺度の中で、枯渇について心配する必要はありません。

問題の第5。
原子力発電は信頼できません。
原子力政策を推進すれば、一握りの原子力発電所が英国の大部分の電力供給を握ることになり、一か所の原子力発電所に何かが起きただけで、広範囲に大きな影響が出てしまいます。
福島第一原発の事故後、今年の夏、そして去年の夏も、日本のサラリーマンが冷房のきかないオフィスで、汗を流しながら働いていた姿を思い出してください。
原子炉に依存するエネルギーシステムは、決して信頼できる、強力なシステムとはなりえないのです。

そして、安全上の問題。
わたしたちはスリーマイル島、チェルノブイリ、そして福島の巨大な、とても一言では表現できない、悲劇的出来事を目撃してきました。

チェルノブイリ収束作業に使われた機器がまとめて『捨てられている』核の墓場

これらの事故により、直接間接を問わずいったい何人の人々が死に追いやられたのか、あるいは目を覆いたくなるような被害を受けてしまったのか、たくさんの議論が続いています。
しかし数千、数万の人々が住むべき家を失い、暮らすべき故郷を失ってしまったという事実を否定できる人はまずいないでしょう。
そして狭い国土しか持たない日本の中に、何世紀にもわたり農地として使い物にならない場所が出現してしまったのです。
そして、この日本という島国は、英国という島国にきわめてよく似ています。

原子炉で完全なメルトダウンが発生するような、きわめて重大な事故が発生する確率を割り出すことは、困難です。
しかし幸いなことに、原子力発電を止めるべきだとの議論に、わざわざメルトダウンの事まで持ち出す必要は無さそうです。

莫大な建設コスト、いくらやっても完全にはならない安全対策、気の遠くなるほど長い建設期間、そんな問題を抱える原子力発電が、英国にとって最良の選択であるはずがありません。

原子力発電以外に発電手段が無いというのなら、私たちは必死になって走り回り、それを探さなければなりません。
しかし、私たちの手の中にはすでに、再生可能エネルギーがあり、一方では節電技術も進歩し続けています。
この二つのおかげで私たちは、自分たちの家を快適で住みやすくし、屋外に出てきれいな空気を胸いっぱい吸い込むことが可能になります。
そして支払った電気料金は地域社会に還元され、巨大電力会社の支配を受ける必要も無くなります。

もうこれ以上、原子力発電という、20世紀の負の遺産に振り回されるのはやめにしましょう。
21世紀は、再生可能エネルギーによる、平和で安全な社会を築く時代にしようではありませんか。

http://www.guardian.co.uk/environment/blog/2012/sep/28/nuclear-power-betamax-energy-world?INTCMP=SRCH 

☆莫大な金が動く原発、作るにも・維持にも(燃料調達費・管理費・核のゴミの処理は今の人類には出来ないので半永 久的に保管管理しないといけないその維持費・などなど)そして、原発関連の天下り法人でどれだけの税金を垂れ流 しているか・・
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

wincat

Author:wincat
人は生まれた時から進むべき道を歩む。そして自分の目的を達成する為に、知るべき事、感じるべき事、理解する事を心から納得して解る為にここに来ている。と考えています。

カウンター
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
リンク
アマゾン
最新コメント
ブロとも一覧
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブロとも申請フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
PR